クリエーション 2
一足遅れてのブログになっています。
先日は初めて、ダンサー達に動きを作ってもらう作業をしました。
なかなか難しいお題を出してしまったと思うのですが。
前回のテーマは「変化」を調整していくこと。
12回、同じ「動き」を反復する中で
少しずつ、少しずつ、自分のカラダの感覚を変えていってもらう。
ヨガや古典舞踊の訓練でも行われる意識のトレーニング法にもあるのですが
この意識の移行作業を
すごくあいまいな動きの中でやっていく練習をしました。
意識の課題(譜面のようなもの)を与えるだけで
同じ動きをしていてもその質はまったく変わっていきます。
そしてその変化が均等に変化していくか、
一気に変化していくか、
最後にぐっと変化していくか、
で「時間」やその「場」に与えられる質は変わってきます。
そのような感覚や現象を皆に知ってもらいたかったので
やることにしました。
結果的に、踊っている際の自分の「意識」にダイレクトに向かい合うことになるので自己観察することになっていきます。
振り付けを見つめているようで
結局、
自分自身の「感情」や「意識」を見つめていくことになる作業。
嫌になる程やると、ふっと「動き」が「カラダ」を抜けるところに行ってくれることと思います。
これはダンサーのカラダと意識の浄化になる。
繰り返し、続けていきたい修練です。
私自身はまったく踊っていないのがちょっと残念。
だけれど、一人一人の踊りとここまで深く深く向き合う作業は
すごい集中を生み、
私の意識や洞察も深まっていくようで
とても興味深い時間になっています。
まだまだ始まったばかり。
だけどすでにものすごい濃い時間。